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その他の皮膚疾患

にきび

皮脂の分泌が多いことと毛穴の出口が詰まることで、毛穴のなかに脂がたまった状態「面ぽう」から始まります。ここでアクネ菌が繁殖し炎症を起こすと赤いぶつぶつしたにきびや、膿がたまったにきびができます。炎症が非常につよいとケロイド状に盛り上がったり、陥没したりして痕が残ります。一方、赤にきびの炎症が治ったあとの平らな赤みは、時間がたつと薄くなり、やがて消えます。塗り薬を基本とし、必要におうじて内服したり、小さい穴をあけて皮脂を出したりして治療します。

乾癬

「かんせん」と読みます。いくつか種類がありますが多くは「尋常性乾癬」です。四肢や体幹に境界がはっきりした紅斑ができ、表面には白色の皮がついてはがすと出血します。肘や下腿はとくに出来やすい部位です。頭皮に起こるとふけがたくさん出ます。皮膚ができて生まれ変わるのが極端に速くなることで起こるとされます。また、この病気で関節や腱の痛みが起こることがあります。塗り薬を基本とし、ときに光線療法、内服も加えて治療をします。生物学的製剤(注射)については説明のうえ、大学など使用可能な施設へ紹介します。

外傷

通常は消毒は不要です。水道水で洗い流してください。外用薬や貼付剤での治療を行います。必要に応じ、傷を縫って治療することもあります。

ヤケド

やけどの深さにより、赤くなるだけのI度、水疱が出来たり皮が破れたりするII度、しばしば植皮手術を要するIII度に分類されます。II度はさらに、2週間以内に治り瘢痕が起こりにくい浅達性II度、3週間以上かかり瘢痕を残す深達性II度があります。同じ深さのやけどでも、部位などにより機能的・整容的に問題が起こるかを考えて治療することが重要です。また、湯たんぽなどで起こる低温熱傷はしばしば深くなり、糖尿病などの基礎疾患があると重症になりやすいため注意が必要です。

掌蹠膿疱症

「しょうせきのうほうしょう」と読みます。手掌や足底の皮がむけ、水疱・膿疱ができる病気です。水虫や異汗性湿疹によく似ています。爪がもろくなったり黄白濁したりすることもあります。一度起こると治りにくい病気です。喫煙、歯や扁桃の慢性感染巣が原因となることがあり、できるだけこれらの原因を除去することが重要です。

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