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巻き爪、陥入爪の治療

巻き爪とは?陥入爪とは?

巻き爪は、爪が曲がって丸くなる状態です。足の第1趾に起こりやすい。歩行や靴が影響していることがありますが、原因不明のこともあります。一方、陥入爪は爪の角が皮膚に食い込んで炎症を起こした状態のことで、痛みや赤い肉芽が出てきたり、汁が出て腫れることがあります。爪の角を深く切ってしまったことによるものが大半です。巻き爪と陥入爪は別々の病態で、一緒に起こることも、別々に起こることもあります。

治療は?

いくつか方法があり、症例ごとに最適な方法を選択します。
症状が軽い場合はテーピングやアイロン法・綿球挿入という簡単な方法で爪が食い込んだ状態を是正することにより、軽快する場合があります。
麻酔を要する手術やワイヤーによる矯正を行うこともあります。

手術によるもの 麻酔をし、アイロン法や部分抜爪を行い、爪が食い込んだ状態を改善します。爪のサイズが大きい場合や爪の側面が皮膚と癒着している場合は、フェノール法という方法を行い爪の幅を細くします。
ワイヤーによる矯正 弾性のあるワイヤーを使用し爪の彎曲を矯正します。巻き爪に対して行います。外用薬を組み合わせることで、硬い爪や彎曲の強い爪でも矯正可能です。ただし中止すると再発することが多い。

手術は保険適応があります。手術料金は簡単なもので5,000円、複雑なものでは8000円(いずれも3割負担の方で)程度です。

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